2年程前の出来事でした。
私は会社からの帰り道、いつもとは違う道を通ってみたくなり、商店街の大通りから外れたビルとビルの間の一本の細い通りを歩いていました。
『うさ耳メイド始めました』
通りを歩いていると、1本の幟が目に飛び込んできました。
こんな誰も通らないようなところに店なんかやっているんだな、と思いながらも、私は興味本位でそのお店に入りました。
「いらっしゃいませ」
何処からともなく、声が聞こえた。店主か?姿が見えない。
「白うさぎと黒うさぎのコースがございます」
また、何処からか声がした。コースの違いを教えて欲しい。
コースの違いは教えてくれなかったので、とりあえず白うさぎコースにした。
「好きな女子を選らんでね」
10枚程の写真が、液晶パネルに並んでいたが1枚を除いて点灯していない。
『未出勤』となっているのだ。
仕方ないので、唯一点灯している1枚を選択する。

【撮影時の衣装】
セクシー エプロン メイド コスプレ ハロウィン イベント パーティー 新年会 忘年会 価格:970円 |
「奥へどうぞ」
声に従い、店の奥へと進む。
私は期待していた、歩いてる途中は自然と前屈みになってしまう。
奥に突き当たり、扉が一枚現れる。否、襖だった。
襖を開けるとそこには選んだパネルの女の子が座っていた。

その声は、聞いたことのある声であった。
何処からともなく聞こえていた、店主の声そのものだった。
サービスの内容、コースの説明を聞きたかった。
待っていると、白うさぎコースの説明をしてくれるようだ。

あー、そういうことね。完全に理解した。
女の子のハンドサインを見て、理解した。
ここから、細やかな説明に入る。
時間は40分間らしい。40分間も持つかな?
そして、私は手順に従って準備を始める。
しかし、あっと言う間に時間は過ぎさり、フィニッシュを迎える。

40分間私が何をしていたのか、サービスの内容とは。
客が作った片栗粉汁(はちみつ入り)を、40分掛けて女の子にごっくんしてもらう。
そんなニッチで健全なサービスであった。
【CATDOLL(Amazon直販サイト)】
https://amzn.to/2OVe3Xm