【転生人形】転生したと思ったら人形だった件 プロローグ

私は黒にんにくケーキ、ただの平凡なラブドーラーである。

今日は休日なので、等身大ドールとキャッキャッウフフを満喫

しようと思っている。

「さてと、tamiちゃんの写真撮影行きますか」

tamiとは所有する等身大ドールで、最初はエロ目的で購入したのだが、最近は専らコスプレをさせて写真を撮ることが多い。

「今日は、制服のコスプレにしようかなあ…でもスク水も捨てがたいぞ…」

収納にまとめて入れてある、コスプレ衣装をひっかきまわして悩んだ結果、制服に決めた。

「よし、そしたら着せ替えるか」

いつも通り、tamiに袖を通して服を着せてゆく。慣れてきたもんだ、これならいつ娘が出来ても恥ずかしくない。

上半身を着せたあと、スカートを穿かせようとしてtamiの足を開くと、股の間が突然光りを放った。

「なんだ、これ?」

のんきに構えている暇も無く、私はその光に呑まれて行くのだった。

暗い

その時、声が聞こえたような気がする。

「救うのです、世界を」

私が世界を救う?何から?疫病とかか?

ややあって、意識が消えて行く、寒い、眠い。

意識はそこで途絶えた。

そして…

「ここは、何処だ?どうなった…」

私は目が覚めると、辺りを見渡す。

見覚えがあるような無いような、そして狭い。

「どうやら、私は異世界転生してしまったようだな」

そんな、突拍子も無いことが起きたことにすら私は動じないのだ。

「体が布の様なもので挟まて、動き辛い」

光が見える、出口は有るようだ。

何とかそこから出ようと試みるが、指の感覚無くて何かを掴んだりす

ることが出来ない。

諦めずに肘を突っ張り、匍匐の要領で出口へ進んで行く。

「出口だ…!」

出口に辿り着くとそこは、見覚えのある空間だった。

to be continued?

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